地下劇場のような

みなとみらいへ行って、ミニ遊園地で遊んだあと、
ごはんを食べようとランドマークタワーに向かったら
こんなのがあった。
わざと作った、というよりも、なんかの跡地みたい。
一応ドッグヤードとのことだが、犬はいなかった。
夫が、劇場みたい、と目を輝かせ、
ここが舞台なら、囲みで客席、演者の出はけはここから、
と急に演出家魂が蘇ったようだった。
みなとみらいのミニ遊園地は日曜日なのに閑散としてて
きもちよかった。
私は千葉のゆうめいゆうえんちより
こういう方がストレスたまらないし、
なげやりな感じで好きなんだがなあ。

深浦加奈子の訃報を読んだ。
若い。まだ４６才。
深浦加奈子といえば「小劇場界絶世の美女」
というキャッチフレーズを思い出す。
ほんとにありえないくらい美人だった。
常盤貴子をもっときりっとしていっせんまんばい演技を上手くした感じ。
始めて見た小劇場に深浦加奈子が出ていて、
（村松利史の演出。柴田理恵や田口トモロヲと共演）
それ以降も、私の好きな演出家の芝居によく出てた。
そいで、小劇場の女の子は皆深浦加奈子になりたかったんだな。
役者を目指す女の子皆の憧れだったの。
でも深浦加奈子の前にも後にもああいうタイプの女優は
出てこなかった。あたりまえなんだが。
金久美子が亡くなったときも
早いなあ、と思ったが、
今回の喪失感はとても大きい。もう見れないのが惜しくて惜しくて。