川崎病再考

先日、一年ぶりに川崎病の病後検査に行った。
レントゲン、心電図、診察後の心臓エコー。
もう1年に一度になったので、6さいくらいまで行けば
もう行かなくていいのだろうと思っていたが
先生に「いつまで診せにきたらいいんですかね」と軽く聞いたところ、
「一生ね」と言われてあぜんとした。
理由を聞いたら
「2回目やったときに冠動脈が膨らんだことが引っ掛かる」とのこと。
詳しい事は川崎病関係のHPにあるのだけど、
最近みつかった原因不明の子どもの病気だから、
罹患した子が大きくなってその心臓はどうなっていくのかは
正直わからない状態なんだということ。
運動制限はないが、食生活にすこし気をつけるように、
とのことだった。
夫は育ち盛りの食生活がむちゃくちゃだったので
立派な高血圧高コレステロールな人になってしまい、
今は味噌醤油は減塩、マヨネーズと油は特定保健なんじゃらの
コレステロールを下げるやつなので、ちょうどよかった。
野菜を多くとって、肉を少なめ、魚中心の生活にするよう
言われたが、あんまりハードルは高くない。


それより気をつけなくてはいけないのが私の昼ご飯だ。
仕事場から歩いて五分で家なので、家で昼食をとるのだが、
めんどくさいのでついついジャンクなものばかり。
いかんいかん。低血圧で太らない体質だからつい。


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このところすこしずつ映画をDVDで見れるようになった。
バットマンビギンズ」「ボルベール」「パラノイドパーク」と
1週間ごとに見た。
バットマンは、ティムバートンバージョンよりずっと
暗い感じ。続編ダークナイトを見たくなった。
パラノイドパーク」はかなりゆったりした映像なんだが
全然飽きない構成で、面白かった。
男の子が、学校以外の自分の居場所を見つけるものの
一つ大きな罪も背負う、いきなり、急に大人になってしまうお話。
グッドウィルハンティング」の時は特に監督を意識しなかったけれども
「エレファント」と「パラノイドパーク」ですっかり好きになった。
ただ新作の「ミルク」はちょっと系統が違うのかな。


「ボルベール」を見ていたら西原理恵子の「パーマネント野ばら」と
「朝日のあたる家」を思い出した。
あの感覚は女性じゃないとわからないだろうと思っていただけに
アルモドバルってやっぱりトランスジェンダーなのかしら。
共通していたのが
「夫(男)に虐げられた女が復讐をしても、その罪は赦される」という事。
それは法的に裁かれた上で赦されるのではなく、
同じ目にあった女性たちの手で葬られる(文字どおり埋められる)のだ。
男の人はねえ、ここ覚えておいた方がいいよ。
今ヨメを虐げていて「ヨメがなにもしないから大丈夫」と思っていたら
それは大きな誤解で、
男が弱った時にやられるらしい。
信田さよ子さんの本によれば、
夫の介護をする妻がここぞとばかり、女性ならではのやりかたで
復讐するそうな。
あと時々新聞記事でおばあちゃんがおじいちゃんを殺したりしてるのは
だいたいおじいちゃんの過去のDVが原因。


久々の映画3本は当りでよかった。
ついでに「ハクション大魔王」を借りてムスメに見せたら
けっこうはまって、毎日主題歌を歌っている。
夫がテレビっ子だったから
古いアニメの主題歌を歌うとムスメが「それなーに」と聞いて、
教えると見たがって、最近はなんでもDVDになるからつい借りる事に。
古いけどかわいくて、プリキュアなんかよりはぜんぜんいいと思う。