息子の熱は三日目で下がった。
一応熱さましの効くカゼでほっとする。
娘のときは熱さましが利かなくて川崎病か肺炎になったので
我が家の判断基準は「解熱剤で熱が下がるか否か」にある。


まだハナとたまーに咳がある。
こういうのは保育園行ってないとあと1週間くらいですっきり治るが、
保育園行きながらだとけっこう長めに引きずるんだよなあ。
まあしょうがないか。
ムスメの時も一か月休まなかったらキセキだと思ったもん。
それが7歳にもなれば息子がカひいて、顔面にセキくしゃみを受けても
うつらないもんだ。


こないだ会社に行く途中に小学生の行列があったので見てたらムスメちゃんがいた。
声をかけたが、チラ見だけで行ってしまつた。
あとできいたら「駅近くは人が多いのでしゃべらないように」と先生に
言われてたらしい。
あと、ちょっとはずかしかったらしい。
うむ、そろそろそういう時期になるのかな。家ではあまえんぼだが
だんだんムスメの人生に母はおまけのような存在になってゆくのだ。


本屋に寄った時ついうっかり田房永子さんの「母がしんどい」という
エッセイマンガを読んでしまい、また暗い穴に落ちそうになったいかんいかん。
もう大丈夫なんだから、と自分に言い聞かす。
母は母、私は私、ムスメはムスメ、ムスコはムスコ。
たしかにダメな毒母なんだが、
母から受けたよい影響というのもあるはずだ。
例えば、食器は良いものを使う、とか
造花は飾らない、とか。
実家に泊まりに行くと朝食からとっておきの良い器で出してくれた。
お気に入りの窯元さんもいたみたいで、
そういうのはまねしたいなとおもっているものの
うちにあるのはイケアとか無印止まりなんだが。
「造花」に関してはよくレストランやホテルの花を見て
それが造花だったら「まーこんな立派なとこやのに造花なんか飾って」
と言ってた。毎度のことなんで「別にいいじゃん」と思ってたが
やっぱり生花はヨイ。
以前ムスメの保育園の保育参加に行った時、
給食の時先生がテーブルに小さなジャムの瓶に生けた
かわいい花を置いて回って、
いいなーいいなーと思ったのだ。
あと本や全集をけっこう買うので
何か調べたいときとか重宝した
家を建てたときに自分へのごほうびに「グランド世界の美術」を
中古で買いそろえたのだがこれは
実家で母がもっていたものと同じ。
美術全集って個人別になってるのが多い中
この本は時代分けなのでけっこうマイナーな画家も入ってとてもよいのだ。


ふう。しかし今後「母がしんどいんです」っていう告白は
増えていきそうな気がする。