ここ数日のできごと

水曜の夜から夫がシドニーに行ったので、
さあ、週末はどこにドライブしよう、
息子は電車大好きだから電車でもいいなあ、
夜はスシとかピザとか、昼はなんかおいしいスイーツとか〜
と思ってたら、息子が木曜日の夜から高熱。
金曜日は39〜38前後うろうろ、薬も熱覚ましもいま一つ。
土曜日朝6度台になったので家で過ごさせるが
元気だからうるさいし寝ない。でも食べない。
夜になってまた熱が9度台になって、熱高くなると足が痛いと泣く。
泣くほど痛いのか。。
この二日で食べたのはバナナの牛乳がけばかり。
そのバナナも夜は半分しか食べられなかった。さっちゃんかっ。


突撃アットホームを見てたら
「大学生(ハタチ)の娘が家を出たので家に帰るようにしたい」という
父親の話だった。
新聞のラテ欄みたときに
「家でるってことは家がやだってことだからそんな子に帰らせたらダメじゃん、
なんで「家側を治す」方に行かないか」と思いつつ見た。
またレポーターが出川だからこりゃダメだ、娘連れ戻されちゃうだろ、と
あきらめてた。
この父親がぞっとすることばかり言うから
絶望的な気分で見てた。
「家族だから、一緒に住むのが当然。自立して家を出るのは許さない」とか
「嫁に出すまで俺が守る」とかひえええええやだー。
この「守る」って言葉要注意だよな。
アベシンゾも「国民を守る」つって「お前らいらんこというなだまっとけ」って
言ってるようなもんだし。守られる側って力関係で圧倒的弱者じゃん、それに甘んじろってことだよなあ。
こないだ会社で「君も結婚したんだから奥さん守らなきゃいけないだろ」って
言ってるばか上司がいたけど、やだよそんなの。
で、番組は感動のシチュエーションを用意。
花屋敷かしきりで、娘をだまして連れてきて
いきなり父親が声かけて説得、という娘にとっちゃサイアクな状態。
父の顔を見た娘はもうものすごい怒りのオーラが出てた。
それでも、「家族だから」とかいう説得には応じず
泣きながら「私は一人で今やってるから、もうすこしこのままでいたい」と。
「友達がいろいろ友達同士で思い出作ったりしてるのがすごくうらやましかった」と。
少女時代の、女の子同士のなにげない楽しみをを封印されてたんだなあ。
ただ、この子がここまでしっかりして自分の考えを言えたのは
多分思春期になるまでにたっぷり愛情をもらって肯定されて、
その上子どもに親が働く姿をしっかり見せたからだと思う。
だから「私にはできる、働けば自由が手に入る」ってことを
信じることができて、家を出ることができたんだと思う。
よくないのは「大人になった子どもを認めなかった」ことだ。
斎藤先生(環&学)も大人になったことを認められない親のいる家庭が
だいたいこじれてる、という。
このおとっつあんはギリギリ修正がきく年だったのか、TVだから物わかりのいいとこを演じたのか
わからないけれども
「子どもが自立するのに親は邪魔」と
いうことで「いつでももどっておいで」と、娘が家に戻らない事を許した。
親だから「親の束縛に娘がみたことない怒りを持った」ということが
わかって恐れを感じたのかもしれない。
ラッキーなパターンでよかったが、
こうならない不幸な子どもたちがいることは信田先生の本にくわしい。