文学賞は遅い

今年のノーベル文学賞ハロルド・ピンターだった。
なんで文学賞は最後の方に発表なんだろな。
で、ピンターの「料理昇降機」という作品は
以前夫とやってた劇団で上演はしなかったが
時々テキストとして使っていた。
男2人という設定なので私は台詞を読んだことなかったが
夫はよく「いい男の役者が2人いれば演出したいんだがなあ」
と言っていた。
うろ覚えなんだが、
「おれが右のドアから出てきておまえはそこで〜」
「お前が右のドアからでてきたらおれが〜」
とかいうやりとりが続く芝居だったような。
で、アンガールズのちょっと粘着的つっこみのコントを見てると
それを思い出す。


ベケットの「ゴドーを待ちながら」もそうなんだけど
不条理劇って役者よりもお笑い芸人さんの方がうまくいくと思う、
と戯曲論の先生が言ってたが、ほんとにそう思う。