よい廃虚

いつも使っている駅のホームに、黒沢清監督の新作「叫」
広告看板が立っていた。
スチル写真には湾岸を望む廃虚があって、
「監督またいい廃虚で撮ったんだな」とうらやましくなる。
最近すっかりやってないが、私は工場の廃虚が好きでよく
写真にとっていた。
ホテルや病院の廃虚に比べて工場は人と建物のかかわりが
ドライな気がする。


土曜日に友だちが遊びに来た。
おみやげにアンパンマンの毛布をもらう。
アンパンマンのぬいぐるみが毛布入れになっているという
仕組みで、これでうちのアンパンマンは3体に。


日曜日にRー1を見た。そういえば去年のR−1はムスメが入院してて、
銭湯のテレビでちらっと聞いただけだったんだ。
で、期待したほどでもなかった。
スケッチブックコントはもういらないっつうの。
個人的にバカリズムのイニシャル授業が笑えた。
うがった見方をすればあれって過剰な個人情報保護を皮肉ってるように思える。


新しく導入したバイオ(つまりビスタ)は、
使って数日でマックのよさを再認識してしまう。
やっぱマック、7年前のものなのに動作が早い。
夫がボイスレコーダーを繋ごうとして、苦戦する。
なぜかWIN98の為のドライバをインストールしたら動作した。


今週のクルコフ:
東向きの窓際で迎えたこの朝は、1965年に迎えた朝と同じようだった。
その時も丁度目を細めていた。
撮り足りは今窓の向こうで喜ぶように歌っている。
当時私は4歳のこどもで、今は54歳だ。
私は外科医によって前にもましてしっかりと治療された。
特別病室の戸口には見張りが立っている。
主治医は私の健康状態についての詳しい説明を書いている。
私の側近は自分の仲間を予算により近付けるために私の不在を利用している。