はりねずみ

「きりのなかのはりねずみ」という絵本を、私が読みたくて借りたら
ムスメにとられっぱなし。
トーンは暗いし、決して「かわいい」ばかりではない本なんだが
何かひきつけるものがあるのだろう、
朝おきてすぐ読もうとしたりする。
あらすじは、くまとお茶を飲みながら星を見る約束をしたはりねずみが
道中白馬やふくろうやかたつむりの現実とも蜃気楼ともいえない
ものに出会いながらくまの家につく、というもの。


この最後にちょこっと出てくるややこぶとりのくまが
せつない。
はりねずみが来るのが遅かったので心配して、
いろいろと話しかけているのにはりねずみは途中で見た白馬に
心奪われているのだもの。
でも「お茶をのみ、イチゴジャムを食べつつ星を数える」
というのは素敵だ。空気の綺麗な田舎でまねしてみたい。

きりのなかのはりねずみ (世界傑作絵本シリーズ)

きりのなかのはりねずみ (世界傑作絵本シリーズ)