誤訳騒動

バカリズム、レッドカーペット大賞おめでとう。
「贈るほどでもない言葉」。素晴らしい。
ショートネタの割には、1発屋の印象が薄くて、
逆に今まで日の目を見なかった人たちが評価されてるのが嬉しい。
やっぱり1発屋は見飽きるので、今更出てきても「ああ、いつものね」
ってなるのよね。逆にベテラン勢は引き出したくさんあるし、
ネタ作りの時間もたっぷりあるから、何度出ても強い。
TKOにジャリズム(ていうかナベアツ)に、天津(木村)、パンクブーブー
最近の大賞受賞者は皆実力派のベテランばかりだ。


カラマーゾフの兄弟誤訳騒動」という見出しを見つけたので
週刊誌をちら見したところ、
予想通り、亀山郁夫の訳がおかしい、と言ってる人々がいたという。
亀山郁夫の急激な露出があったとき、おそらく
ロシア文学好きの人々でなんかざわざわするものがあったろう、と
予想はしてたから、やっぱりね、と。
江戸川乱歩のころには勝手に人物の名前を変えたりして
自分の小説なのか翻訳小説なのかわかんなくした人もいたし、
いいじゃん別に。なんか、売れない人が売れてる人に
ケチつけるのって、かっこわるう。
フランダースの犬だって、「ネロとパトラッシュ」が
「清とブチ」だったんだし。


で、どこの週刊誌がこんな小ネタでお茶を濁してるのかと思ったら
週刊新潮」だった。
そうそう、今までドストエフスキー
独占状態だったもんねえ、新潮文庫が。
光文社に顧客をとられてくやしかったんでしょうか。
やっぱりね、「JJ」とか作ってる会社を侮ったらいけないね。


たまたま今「知るを楽しむ」シリーズの再放送を朝やってて
亀山郁夫が解説するロシア芸術」を
毎日見れるのは嬉しい。
お笑いばっかり見て時間つぶしをしてたから
身がひきしまる気分だ。
で、「悪霊」の続きを再開したが、未だに
「悪霊」なところまでたどりつかず、うたたね。