エア発表会

先日ムスメのお遊戯会がありましたが、、、
ええと、私は今まで2回、「お遊戯会」を見たことあるのですが
今回のは「こんなのはじめて、ちょっとなんだかなあ」なんですけど
ポピュラーなことなんですかねえ、誰か教えて欲しいです。


まず英語の歌をうたっててちょっとなあ、でした。
だって、意味なんかわかってないんだもの。
私が「小さい子が英語の歌を歌わされてる」のを見るのがいやなのは、
意味も分からず言葉を発している身体がずらっとならんでいるということ。
そしてそれが子どもであること。
身体と言葉がばらけているんですよ。
何が子どもをそのような状態にさせているかというと
それはもう先生がそうさせているわけで、
多分先生は「でもみんなこの歌が好きで」とか言うと
思うけど、1から10まで意味の分かって無い言葉を歌わせるなんて
先生の自己満足でしょうが。
一応「臨時保育で入って来た英語圏のおともだちに触発されて」
という前フリがあったけど、
その前にこの園には他の外国籍の子がいる。
その子の立場はどうなる。


それだけではなくて、劇の方もなんだかなあ、だった。
ムスメは家でせりふを言ったり、踊りを踊ったりしていて、
きっと本番ではこんなふうにやるんだろうなあ、ととても
楽しみにしていたのだ。
でも劇はCDを流してそれにあわせて身体を動かすだけ。
ナレーションも、歌もせりふも、全部CDの声優や歌手の声で
こどもたちの生の声がかき消されて聞こえなかった。
最初は、ムスメのクラスがまだ幼いからかなと思ったが、
4歳や五歳のクラスも同じで、引いたわー、冷めたわー。
全クラスの印象がまったく同じ。
エアミュージカルみたいなものだった。
私は4歳のとき劇のナレーション係をしたことがあるから
能力としてはCDの力をかりなくていいはずだし、
もしばらけたり、台詞をわすれたりしたとしても
それがその年齢のありのままの姿だと思うのよ。
小さい子の親は大きい子の発表を見て、
「いつかああなるんだな」と楽しみだろうし
大きい子の親は逆に「昔はあんなふうにつたなかったな」
と思うだろう。そういうことを考える余地のない発表会だった。
正直、撮ったビデオを見返す気がわきにくい。ビデオには
CDの音しか入ってないからたのしさ半減だもん。
まあムスメはわりとしっかりやってた。早生まれとは思えないくらい
しっかりもので、
舞台上でよそ向いたりどっか行ったり
親から離れなくなったり、泣いたり怒ったりすることもなく
けっこうな演技派だった。
家ではわがまま姫なんだがなあ。
それで夫と
「家ではわかままだけど、けっこうしっかりしてるので
この先も家ではあまやかして行くという方向で」
ということに決る。
甘い親だなあ。